
販売店にもよりますが、新聞屋さんの仕事は大きく分けて『配達』・『集金』・『営業』の3つで成り立っています。
新聞屋さんはこの3つ以外にも業務が沢山あり、とにかく休んでいる暇がありません。私は正社員ですので、パートやアルバイトとは違います。なので正社員としての業務をココに載せていきますね。
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目次
新聞販売店に務める私の一日の流れ

1日【悪夢】の始まりAM1:20分起床〜朝刊配達〜
眠い目を擦りながら、朝1:20分くらいに起床します。
顔を洗って、着替えたて水を飲んだら会社に向かいます。会社の出勤時間はAM2時。
みんな寝てる時間帯です。
出勤後は各新聞の中にチラシを折り込みます。私が配達する件数は毎日役400〜500件程度です。
新聞屋さんはどこも万年人員不足なので、誰か1人でも脱落したらその配達のしわ寄せは確実に既存の社員に降りかかってきます。しかし配達ができないとお店が最悪潰れてしまいますので、しょうがないから配ります。
雨や台風などの場合は新聞にビニールなどをしなければならないので、新聞をバイクに積んで配達に出るまでかなり時間がかかります。
新聞にチラシを入れ終わったら、3時くらいから配達に出ます。
【地獄からの帰還】朝刊配達終了〜AM6:00〜
朝刊の配達が終わってもまだやることがあります、それは翌日の折り込みチラシがお店に届いているのでそれを台の上に整理しておくこと!
キチンと翌日分のチラシが届いているか?枚数分届いているか?足りないチラシはないかなどをチェックし伝票と付け合わせます。
そしたら、後片付け。
店内を清掃し、自宅へと帰ります。
ちなみに、店番がある日はこの後事務員さんや店長が出勤してくるまでは店に日一人で電話番をしなければなりません( ;∀;)
お店に新聞が届いてないなどの連絡や翌日からの新聞のおやすみなどの連絡があったりするので、電話対応をしつつ大体AM9:30〜10:30分位までお店にいます。
私はその間セッセとブログを書いていたりします。
朝から換算すると勤務時間は
店番がある日は大体6.5時間
店番が無い日は大体4時間
くらい働いています。
この時点で実労働時間4時間〜7時間30分。゚(゚´ω`゚)゚。普通の会社員の労働の所定時間をこの大半で消費することになります。

昼出勤〜PM13:00〜14:30〜
昼出勤もあります。
昼出勤は販売店によってあるところと無いところがありますが、ウチはあります。マジで鬼だと思います。
昼間は夕刊の配達がある日は14時30分くらいまでは外回りをします。やることは様々で集金に出たり、営業に出たり届け物を届けたりといろんな事をやります。
日曜祝日は、夕刊の配達がありませんので13:00以降は通常の業務(配達以外)に出はらいます。
夕刊終了後〜17:00〜20:30〜
夕刊終了後は、事実上1時間は労働の規定上休んで良いことになってますが、翌日のチラシを整理したり集金以来やお客様の依頼があると外に出なければならないことの方が多いです。
お客様の中には融通を利かせてくれる親切な方も多いのですが、あくまでサービス業なので依頼あれば応じます。
営業周りする前のデータチェックやその他にも色々とやることの方が多いのが現状です。
ミーティングをした後に通常昼間と同様に外周りに出ます。
仕事はうちの場合20:00で終了なので、帰ってきたら締め作業です。
集金したお金をお店に納めたり、契約をいただけた場合契約書を店長に提出したり、翌日の配達で使う配達指示書に一定期間の配達の中止などの依頼があった場合は訂正しなければなりません。
その後は後片付けです。売れ残った新聞を片付けたり、など朝刊終了後ほどとはいきませんが、簡単に片付けをしその後自宅に帰還します。
昼から換算すると実労働時間は約6時間30分です。間1時間休憩があるとは言っても殆ど休憩をしている感じはしません。
朝刊業務と店番がある日などを含めた場合、1日の労働時間は10時間30分〜14時間になります。
結局このルーティンが延々と続くことになります。

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新聞配達の休みは月何日間あるのか?
こんなに大変なのに新聞配達員て月に休みは何日あるのか気になりますよね?
私のお店というか会社は全店統一で6.5日になっています。
これは平均して他の他紙なども含めてもかなり良い水準です。とは言っても通常の会社員の平均休日日数には及びませんが(^_^;)
以前は6日だったのでまあまあ良くなっているとは思います。
私の経験から少しお話しさせてもらうと、新聞屋さんの休日日数はそのお店や会社によって違います。比較的日経や朝日の方が全体的に見ても福利厚生などが良いため、休日日数が多いところが多いです。
ですが決して読売やその他他紙が休みの日数が少ないかと言うと全てのお店を把握している訳ではないので正直なんとも言えないと言ったところです。
私が勤務する隣の読売新聞の販売店は正社員とアルバイト(パート)なども含めて月に3日しか休みが無いと言った時期がありました。年間にすると36日しか休みが無いことになります。もちろん同じ状況が何ヶ月か続いてたので販売店の従業員さんはかなりキツい思いをされたかと思います。
ただしこれは例外中の例外なので、平均して5日間くらいだと思っていただけたらと思います。求人を見ていると中には8日間と言うまともな労務環境を敷いているところもあるようですね。
新聞販売店は他にどんな仕事をしているのか?
新聞販売店は基本『集金』、『配達』、『営業』の3業務が基本となりますが、他にどんな仕事をしているのか?
新聞販売店の上記3業務以外の仕事内容について解説していきます。
新聞以外の配達物
新聞販売店は読者に以下のような新聞以外の届け物を届けています。
・契約時のサービス品
・読者サービスの一環としてやっているチケットやその他
契約時のサービス品はいわゆるお米や洗剤、ビールなどが代表的でしょう。これは契約時にお約束した品物です。これを読者に一件一件届けています。これがなかなかの重労働なんです(−_−;)
また読者サービスの一貫として美術館やテーマパークのチケットを自宅に毎月配っているお店も存在します。
これらは読者と約束したものなので必ず届けなければなりません。
こう言った新聞以外のサービス品を販売店によってはお店独自に配送部ならぬものを設置しているところもあるため、正社員が届ける必要が無いお店やカタログを取り扱っている業者に自宅に自動で配送してくれるように手続きしてくれているお店も存在します。
そして読者の中には、購読料を集金ではなく口座振替やクレジットカードで支払っている読者もいますが、そういった読者の方々にも領収書は配らなけらばなりません。店によっては廃止にしているところも多いですが、新聞を整理する袋と一緒に毎月200〜300くらい私は配っています。
届けるものが多ければ多いほど社員の負担は増加するばかりです。

順路帳の作成と整備
新聞販売店は新聞を配るのに『配達指示書』と言うものを毎月1回作成しています。
これは毎月新聞を止める読者と新たに新聞を購読する読者がいるため、毎月1回新しいものを作成する必要性が出てきます。
この配達指示書(配達順路帳)を見ながら新聞を配達するため、キチンと整備しておかなければならないのです。
新聞を一定期間休配する人もいます。そう言う場合、正社員が毎日の業務が終了した段階で、セロテープなどで該当する読者のところにわかるように貼っておかなければならないので、結構手間もかかるのです。
この配達指示書には順路記号(配る順番と道のりなどが分かる記号)なども書いたり、読者によっては購読している新聞が何紙もあるため、色分けなどもしなければなりません。
お店などによっては現在でも全て手書きで作成しているところもあるため、非常に手間と時間がかかる仕事の1つです。
クレーム対応
読者からの連絡でクレームにも応対しなければなりません。
とりわけ、新聞を購読している読者の中には一癖も二癖もあるような人は結構います。
その中に上記を逸しているクレームから色々な連絡があります。
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新聞販売店の仕事内容とタイムスケジュールのまとめ
いかがでしたでしょうか?
言うのは簡単ですが、これらが新聞販売店の仕事内容とタイムスケジュールです。新聞販売店は新聞を売って配ってお金をいただいているといったイメージが多いのですが、かなりやることが多い仕事です。
今回紹介したのはあくまで私が正社員として行っている業務にすぎませんが、お店によって業務内容は異なってきますしこれより少ないお店も存在すれば、もっと仕事量が多いお店も存在するようです。
もしこれから新聞販売店の仕事に就こうか考えているかたがいらっしゃたら、業務内容が比較的楽なお店を選んだ方が良いと思います。