この記事はこんな記事です

新聞配達でバイクを運転する際に使うヘルメットですが、会社から支給されるそのほとんどは半キャップの物が多いはずです。実際に私もいろんなお店に滞在していましたが、関東近郊では半キャップを使用しているお店が大半でした。
しかし田舎など一部地域ではジェットヘルメットを使用している従業員さんもいます。
では新聞配達で使うヘルメットはどういう基準で選び、どのようなタイプのヘルメットを使用するのがベストなのか?
安易に安いヘルメットを使用すると、警察に問い質された時にキップを切られかねないこともある。新聞配達で使用するヘルメットはキチンとバイクを運転する際に使用できる物か確認しておくことが必要なのです。
この記事では、新聞配達で使うヘルメットの選び方や使用できるヘルメットをご説明していこうと思います。
この記事はこんな人におすすめ!
✅ 新聞配達で使うヘルメットはどんな物が良いか迷っている方
✅ 新聞配達で使うヘルメットはどういった基準で選べば良いのかわからないと言う方
✅ ノーヘルで配達したらどうなるか知りたい方
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目次
新聞配達の際バイクで使用するヘルメットに必要な条件とは?
新聞配達に限らずバイクを運転する際に使用するヘルメットに必要な条件というのは、道路交通法という法律で定められてます。
ヘルメットの主な目的は『頭を衝撃から守ること』ではありますが、首や目、砂や風によって飛んでくる物から頭部周辺を守ることに意味があります。
では道路交通法で定められているバイクで使用するヘルメットに必要な条件とはなんでしょうか?
調べてみたところ以下のような条件が求められるようです↓
ポイント
✔︎ 視野が確保される物
✔︎ 風圧に耐えられる物
✔︎ 著しく聴力を損ねない構造であること
✔︎ ヘルメットに衝撃吸収性があり、障害物を貫通しないこと
✔︎ あごひもで固定可能な物
✔︎ 2キロ以下の重量であること
✔︎ 構造上人体を傷つける恐れがない物
上記のような7つの条件を満たさない物は、公道では使用できないということになっています。
この7つの条件を満たした物が日本でバイクを運転する際に使用できるヘルメットということです。
ではこの7つの条件を満たしたヘルメットはどうやって確認すれば良いのでしょうか?
続いて説明していきますね!
PSCマークとSGマークの違い
引用:https://www.shoei.com/quality/passive_safety.html
先程、バイクを運転する際に使うヘルメットに求められる7つの条件を説明しましたが、この7つの条件を満たしたヘルメットには『PSCマーク』という物がヘルメットについています。
あまり馴染みがないという方もいると思いますが、
同時に『SGマーク』という物も存在し、いずれもバイクで使用する際に安全上において一定の基準を満たした物であるという証明ということです。
ではこの『PSCマーク』と『SGマーク』の違いとはなんでしょうか?
それは次のようになります。
ポイント
PSCマーク:消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多い製品について国の定めた技術上の基準に適合したことを証明するマーク
SGマーク:製品安全協会がこの製品は問題なく使用できる安全な商品ですよという証明
少しわかりにくいという方もいると思いますが、要はPSCマークが『国』が定めた規制の基準に適合した物に表示が義務付けられており、PSCマークが無いと販売できないということになってるそうです。
そしてSGマークはヘルメットを製造する会社が製品安全協会が定めた基準の元、その商品が安全であるということを協会が認証したという証明ということです。
日本で販売されているヘルメットにはPSCマークは必ず付いていなければなりませんが、SGマークはヘルメットを販売する会社が表示するかしないか任意で選べるようになっています。
つまりPSCマークは国が定めた安全基準に適合していることを証明した物であり、SGマークは製品安全協会の安全基準の元、ヘルメットを製造する業者が任意で表示したマークということになります。
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新聞配達でバイク運転時に使うヘルメットはどのような物を使えば良いのか?おすすめは?
では新聞配達でバイクを運転する際に使うヘルメットはどのような物を使えば良いのか?ということですが、結論『PSCマーク』がヘルメットに表示されていれば基本的には大丈夫です。
PSCマークを前述でどのようなものかは既にご説明済みですが、PSCマークは国が定めた安全基準に適合したものであるという証明です。
これが無いと、日本の道路交通法上そのヘルメットは使用できないということになっているからですね!
新聞配達で使うバイクは基本的に50ccの原付がほとんどかと思いますが、その際にほとんどの新聞販売店に勤務する従業員さんはこのヘルメットを使用していることが多いと思います。
これは125cc以下の原付で使用することができ、かつPSCマークおよびSGマークの表示もあるため問題なく使用できます。
ドンキホーテや近くのホームセンターなどで手軽に購入することができますが、近場で売っていなかったりすることもしばしばありますよね。
店頭で買うよりネットの方が500円程安いと言うこともあるので手に入りにくいと思う方はネットで購入するのもアリかもしれませんね!
変に小洒落たヘルメットを使用するより、上のような脱着しやすいヘルメットの方が使い勝手が良いと思います。

こんなヘルメットはバイク運転時に使用してはいけない
新聞配達をしている方の中には上記のようなヘルメットとは違うヘルメットを使用している方もいます。
しかしそのヘルメットは、はたしてバイクで使用して大丈夫なのか??と疑問を持つこともありますよね?
では具体的にどんなヘルメットを使用してはいけないのかというと、以下のようなヘルメットは新聞配達の際に使用していはいけません
使用してはいけないヘルメット
・工業用ヘルメット
・ロードバイク用ヘルメット
・バイク用以外のヘルメット
想像して見れば分かると思います。
建設現場などで使う工事用ヘルメットを被る従業員さんはたまに見かけると思いますが、これは完全にNGです!
工事用ヘルメットはそもそもバイク用ではありませんし、国が定める安全基準でも規格が異なるものになります。
ヘルメットなので、同じ頭を守るものではありますが、建設現場などで使うヘルメットの規格は『JIS』という規格であり、バイクを運転する際に使用するための安全基準を満たしたものではありません。
つまり用途が違うのです。
ロードバイク(自転車)用ヘルメットはと言うと、SGマークはついていることはありますが、PSCマークの表記はありません。
PSCマークが無いとバイクを運転する際に使用できるヘルメットでは無いと言うことになるので気を付けましょう。
そもそも用途が違うので上記の2点は新聞配達のみに限らず、バイクを運転する際に使用するのは避けておきましょう。
基本的にバイク(原付)以外で使用する目的で作られたヘルメットは使わないようにすることが大事です。
その他のヘルメットについて
では半ヘルとは違いその他のヘルメットなどでバイクを運転するために使用されるヘルメットなどはどうでしょうか?
たまに使用しているのを見かけますが、その多くはジェットヘルメットが多いように思えます。
引用:https://www.yodobashi.com/product/100000001003445742/
このようなジェットヘルメットと言われるタイプは半ヘルよりは安全面がしっかりしています。耳とあごが隠れるようにできているので、横からの衝撃にも強いです。
顔の前についているガードは雨や前方から飛んでくるごみなどから顔や目を守ってはくれますが、雨の日などはこのガードに水滴がついてバイクを運転する際に視界が悪くなることがあります。
夏場は蒸し蒸しして半ヘルより圧倒的に蒸れる故に、お手入れなどが大変です。
そして重量も結構あるので、長時間運転すると首や肩が疲れてきます。
様々なデメリットはありますが、使うシーンは選んで使った方が良さそうです。
新聞配達でヘルメットを被らないでバイクの運転をしたらどうなるのか

こう言われるのは目に見えていることですが、新聞配達の際にいわゆるノーヘルで配達して、警察に止めれたらどうなるのか?
ヘルメットを被らないで配達してる人たまにいますよね〜
調べてみたところ以下のようになるそうです。
違反項目 | 違反点数 | 反則金 |
乗用車ヘルメット着用義務違反 | 1点 | 無し |
キップは切られるけど反則金は無しとのことでした。
ですが、安全面を考えた場合ヘルメット着用しておいた方が良いことは明白です。
新聞配達は長時間運転するため、頭が蒸れるのでヘルメットを被るのが嫌になってくることもありますが、キチンと被りましょう。
何よりたった1点のために、ノーヘルで運転する方がバカらしいので、反則金は無いからといってもキチンとヘルメットは着用するようにしましょう。
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新聞配達で使うバイク用ヘルメットのまとめ
いかがでしたでしょうか?
新聞配達は過酷な仕事です。1日に2回寝て起きてを繰り返すため体も酷使されます。
バイクの運転には最新の注意を払っておくべきですが、運転中の事故を軽減させるためにもキチンとしたヘルメットを使用することをおすすめします。
私も長年新聞配達をしていますが、使い慣れたヘルメットを使用することが一番です。
その際に、仕事に支障をきたすようなヘルメットの使用は避けておくべきと言えるでしょう。
自分自身の身を守るためにも、ヘルメットはしっかり着用し安全に配達できるようにしてくださいね。