北海道十勝地方の大樹町にある、北海道新聞の販売所(どうしん厚別販売センター)に勤める従業員(50歳男性)が、読者から集金した購読代約16万円を着服したとして逮捕されました。今回はこの事件の概要とどうしてこのような大きな事態にまで発展したのか考えてみました。
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北海道新聞『どうしん厚別販売センター太樹販売所』の従業員が購読料を着服
北海道十勝地方の太樹販売所に勤務する男性が新聞購読料16万4000円を着服したとして逮捕されたと報じられた。逮捕されたのは『どうしん厚別販売センター太樹販売所』に勤める阿部鉄也容疑者(50)です。
阿部容疑者は新聞購読者から集金した購読料16万4000円を着服した業務上横領の疑いがもたれています。阿部容疑者は『生活費とギャンブルに使った』と話しており、容疑を認めているとのこと。
どうしん厚別販売センターは『信頼を損ねお詫び申し上げたい。現金の管理の徹底を図り、再発防止に務めます』とコメントしています。
どうしてここまで大きな事態に発展したのか?
新聞購読料の着服を行ったとして逮捕されたということですが、Yahooのトップニュースにまで発展するほど大事になったこの事件。どうしてこのような事態まで発展したのか考えてみました。
読者から集金した購読料を着服した場合、法的には『横領』という形で逮捕されるのは当たり前です。
通常このような自体に発展した場合、全額弁済すれば刑事事件には発展しないものの、懲戒解雇にするケースが通常の流れだと思われます。また販売店によっては人材不足などの問題があげられるため、給料から天引きという形で返済を補うものとし、当人を集金業務から外し配達などを行ってもらいながら返済してもらうなどの対処をすることもあります。
しかし刑事事件にまで発展したことを考えると、阿部容疑者に弁済するほどの支払い能力がなかったためにこのような事態にまで発展したのだと思われます。給料から天引きすらできないとなると、今回の件以外にも多額の借金を抱えていたのではないかと思います。
新聞販売店はキャッシュレス化が進むこの時代、購読料の回収の大半が集金であるという問題を抱えています。こういったシステムにも問題があるということが公になったこの事件、何しても、このようなことは読者の信頼を損ねる大変な事態ですので、2度とこのようなことがおきないように対策をしてもらいたいと思いますね。