新聞の営業をしてると、新聞を辞めたいとお客様によく言われます。消費増税が重なり、毎月の固定費を考えると真っ先に削減できるのは新聞代と思いつく方も多いです。現在新聞を購読している方でも購読料が安くなってくれればとか、新聞代値引きして貰えないかなあと思っている方も多いはずです。

こんな方におすすめ!
・新聞代を安くできないかと困っている方
・新聞代が高いので購読をやめようか迷っている方
・新聞屋さんに値引き交渉してみたけど応じてもらえなかったという方
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目次
新聞屋の購読料の値引きに関する法律【特殊指定】について
新聞の購読料は日本の法律で値引きなどを行い販売することは、原則禁止されています。こう言った新聞業における値引きの禁止を定めた法律を『特殊指定』と言います。
この新聞業における『特殊指定』には具体的に以下の3点が法律として定められています。
1、新聞発行本社が地域または相手方により多様な定価・価格設定を行うことを禁止(ただし、学校教育教材用や大量一括購読者向けなどの合理的な理由がある場合は例外)。
2、販売店が地域または相手方により値引き行為を行うことを禁止(1のような例外はない)。
3、新聞発行本社による販売店への押し紙行為を禁止。
引用:Wikipedia
こういった『特殊指定』が制定された背景として、過去に新聞社同士が景品などに多額の資金を投入し拡販競争が激化した背景があげられます。
読売新聞はこういった景品の取締りに反対しつつ多額の資金を投入し続けていたため、業界内でも不満が爆発し独禁法違反で提訴されています。そのためこういった特殊指定が設けられたということですね。
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実際に新聞屋さんは値引きしてくれるのか?それともしてくれない?
新聞代の値引きが禁止されてるのはご理解いただけたかと思います。
しかしお客様の立場になった時に、やはり新聞の購読料が安いのは魅力的に映りますよね?
実際に新聞販売店が値引きに応じてくれるのか?と言った質問が合ったとした時に、私(ヨミネコ)はあくまで販売店の立場としてはできませんとしか言えません。
また新聞そのものの価値を下げてしまうことになるため、ブランドの安売りだけは新聞業に限らずどこだって進んでしたいと思う人なんていないと思います。
つまり結論としては値引きはしてもらえません。
しかし私も現場に立つとよく値引きの話しはお客様からよく聞きます。これはお店側が把握していないようないわゆる従業員ベースで行われていたり、営業専門の会社から派遣されているセールスマンが勝手に行っていることによるものです。
従業員やセールスマンは成績欲しさにお客様と内々でそういった取引きを行っていることが今でもあるんです。最近はめっぽう減りましたが......。
ただ結局バレます。いずれにしても不正を働いて得られたような契約はほぼ確実にバレます。そうなるとどうなるかというと、販売店のみならずお客様にもご迷惑がかかることになるので、そういった話を持ちかけられても応じないようにしましょうね('ω')✨
新聞に限らず商品を買ったりサービスを受けたり売るならやっぱりキチンとしたプロから買いたいじゃないですか?
変だなと少しでも感じたら応じないことが一番です。
新聞代の値引きをしてもらわなくてもお得に購読する裏技
新聞の購読料を安く済ませる裏技をご紹介します!
昨年1月には読売新聞が購読料をあげてますが、その反発で新聞を購読する方は激減したそうです。
新聞は読みたいけど、値段が高くて手が出せないという方は以下の3つの方法をご紹介しておきますのでご参考にしてみてください!
新聞を週2日休む
これは私がお客様の状況などを考えて行っている方法なのですが、新聞を毎日見ないから止めたいという方に提案している方法です。
新聞を配達してもらうには、週5日以上の配達が原則というルールがあります。
これを利用して、週2日お客様に曜日を指定してもらい休んだ分、新聞代から日当たり分を引いて月極の値段を少し抑えるという方法です。
全国紙で朝日・毎日などは夕刊セットの値段だと月極4,037円ですが、週2日休んだ場合おおよそ3,000円弱くらいの値段になります。
これは新聞販売店では売り上げ修正という形で処理をするため、値引きという形にはならず法律的にも問題はありません。
ただし、販売店によっては一定期間新聞の配達を止めても月極の値段から引いてくれないお店も存在するようなので、その場合はできません。
私が所属する販売店でもお店を経営されていたり、商売をされている方で店頭に新聞を配達している場合、店がおやすみのケースもあるのでそう言った場合に休んだ分月極の値段から引いています。
露骨に理由もなく販売店に頼むのはよく無いので、毎日必要ないという方は試してみると良いでしょう。
※ 販売店によっては応じてくれないお店もありますので、ご了承ください。
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朝刊のみにする
夕刊を読まないという人は朝刊のみの配達に切り替えても良いでしょう。
ただしこの朝刊のみの値段に関してですが、地域によってかなり差があることをご存知ですか?
朝刊と夕刊セットの値段は全国紙で一律の値段となっていますが、朝刊のみの値段はその地区の販売店の所長さんが決めています。どのようにして算出されているのかは分かりませんが、セット版から比較すると地域によって200〜1000円程度の価格差があります。
場所によっては統合版という形で、いわゆる都心部などで配られている新聞とは違い、一部内容が簡略化されて販売されている新聞もありそのお値段は3000円程度で朝刊のみの配達となります。
気になる方は、販売店に連絡して朝刊のみの値段を聞いてみると良いでしょう。
あえて購読料が安い新聞に切り替えてみる
私は現場にたつ人間としてお客様に新聞を購読してもらう上で、お客様には好きな新聞を購読してもらった方が良いと考えています。
しかし値段には変えられないという人もいるため、あえて自店で取り扱う新聞で購読料が安い新聞を提案させていただくこともあります。
読み慣れた新聞を変えるというのは抵抗があると思いますが、新聞って元々多様な価値観の集合体です。新聞の記事は人の手で作られているわけであり、中身のどれ1つを読んでも、記者によっては切り口や論調は様々です。
例えば東京に住んでいる方なら、『東京新聞』などは個人的におすすめです。値段の安さと分かりやすさというところが売りだと思うのですが、新聞の厚さやチラシも少ないため物足りないという人が多くいると思いきや、案外ちょうど良く読みやすいとのこと。
記事も見やすいとのことでお年寄りには密かに人気を集めている新聞です。
地方に住んでいる方なら、地方紙などもあるのでそちらに切り替えてみるのも良いかと思います
こう言った地方紙や地域に特価した新聞は値段が全国紙に比べると安く抑えられているので、お試し読みでもして検討してみると良いと思います。
>>>東京を試そう。「東京新聞」新規定期購読申込でもれなく素敵なプレゼント!
新聞購読料を安く抑える方法まとめ!
いかがでしたでしょうか?
昔は拡販競争などで値引きなども頻繁に行われてはいましたが、時代は変わりました。
値引きなどで新聞そのものの価値を新聞社のみならず、販売店なども下げていくような販売方法をとってきたため、現在もその名残などは現場で伺えます。
私は新聞を販売するものとして、値引きは一切行いません。それが自分のためであるなら尚更です!
ですが新聞を購読するのはあくまでお客様であり、できる限りの対応はさせていただく所存です。
新聞代にお困りの方は今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか?
