
新聞を購読している方なら誰しもが申し立てたことのあるクレームですが、その中にはえっ?!と思うような常軌を逸したクレームや苦情といったものが数々存在しています。
私も長年このこの仕事をやっていますが、そんなのおかしいだろ?!と思うようなクレームを数々も受けてきました。今回はそんなクレームをいくつか厳選して5つご紹介しますね。
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目次
新聞販売店で実際にあったクレーム

もう一度申し上げますが、ここで紹介するクレームは実際に販売店で私が受けた本当のクレームです。架空のものではございません。
新聞が濡れている
このお客様は毎日新聞にビニールをしてお届けしなければならないお客様です。
その日の配達は雨が降っていたので普通にビニールをかけ、普通に配達をして終わりました。
私が朝刊の配達を終え、昼間に出勤したところ、その毎日ビニールをかけているお客様から『新聞が濡れている💢』という苦情が入っており自宅へ謝罪に伺ってと店長に言われたので伺うことにしました。
しかし店を出ようとした時に店長が『ヨミネコくん、このクレームはウチに問題があるわけじゃないから話を聞いてお客様をなだめることに専念して』と言われました。
この時点では???でしたが、伺って初めてわかったことです。
お客様の自宅に到着し、インターホンを押すと娘さんが出てきました、
しかし娘さんは怒っていません。なんでだ??
話しを聞いたところ、いつも新聞を読んでいるおばあちゃんが怒っているとのことで、事情は店長に説明しているとのことでしたが、一応再度確認させていただくことにしました。
娘さんの話しによるとおばあちゃんは毎朝テーブルの前で新聞を読む前にコーヒーを飲むのが日課になっているそうで、そのコーヒーを新聞にこぼしてしまいそれで新聞が濡れているとのことで、うちのお店にクレームが入ったようです。
しかしこれがなんでウチにクレームがきたのかと言うと元々新聞にビニールがかかっていなかったとのことでした(´・ω・`)
そんなはずはない!!と思いましたが、娘さんの話を聞くとおばあちゃんが自分で新聞を読むために破いたビニールをその辺に捨ててるのに気付かずに電話したとのことでした。
しかしこれで誤解が解けて晴れてお店に戻れるかと思いきや、その破いたビニールは新聞を包んでいたビニールじゃない!とおばあちゃんが怒っているんだそう。
新聞のビニールを破いているところを娘さんが目撃しているので最初から新聞にビニールがかかっていたことは明白です。
しかしおばあちゃんの怒りはおさまらずに、正座で30分程説教されてしまいました。おまけにこんなクレームで電話させるな💢と電話代(10円)を請求されるハメに......。
その後は音沙汰ありませんが、認知症なのかなと......。

話が止まらない......。
その日は電話番をしていた時でした。
電話が鳴ったためすぐに受話器を取って『お電話ありがとうございます。〇〇新聞店のヨミネコが受け賜ります!』と元気よく電話に出ました。
すると相手は無言......。
あれっ?!もしもしー?
と再度聞き返したところおじいちゃんがしゃがれた声で『オタクは〇〇新聞の販売店ですか?』と聞き返してきたので、『そうです!どういったご用件でしょうか?』と返したところ......。
『先日、宅の従業員が来て新聞の契約をしたんだが、今朝になってポストを見たら新聞が2紙入っていんじゃよ、2紙も取れないからもう一個の新聞屋さんに電話したんじゃが、契約は○月まであるって言われたので、お宅に電話してくれって言われたんじゃが、解約してもらうことはできないか?』と言う内容でしたが。
この話を延々と繰り返すんですよね......。
ちょっちょっちょっと待ってください!!もう分かりましたから!!話しを止めてください!!って言っても全然聞く耳なし笑
多分、耳が遠いんだろうなと思い、思いっきり大きい声で返事したらやっと止まりました。
後々わかったことなのですが、新聞の契約自体はもう一個の新聞の販売店の契約は切れていたそうで、うちの販売店の契約は生きてました。

新聞の速達を希望するお客
新聞を購読しているお客様の中にはめちゃめちゃ早起きなお客様もいる
しかしそれはあくまで朝4時とかそのくらいの時間だ。そう言ったお客様の中には新聞を早く読みたいからと速達を希望するお客様も沢山いるのである。
しかし中にはスーパー速達と言う人もいて、新聞がお店に届いていないにも関わらず、自宅に新聞を届けてくれと言うお客様もいます。
私が実際にあったのは夜中の1時に新聞を届けてくれと言う電話で、『その時間はまだ新聞がお店に届いてないので配達することができないんですよ〜』と言うと
『なんでじゃああああ!!!わしゃあ新聞が早く読みたいんじゃああああ!!』と大声をあげる始末
そんなこと言われてもwww
お店に届いていないものを届けるのは無理なんですよ!と言っても聞かない......。
新聞を届けられないならわしゃあ定期購読を止めると言ったので、しょうがないから別に構いませんよ.....。と言うと電話はプツッと切れた。
程なくして1週間くらいたっただろうか、そのお客様から謝罪の電話と新聞をオタクで改めて購読したいと電話がありました。話を聞くと他のお店にも電話したらしくどのお店でも対応不可隣、各新聞社の本社に電話したがそれでも無理、諦めてコンビニに買いに行こうとしたら、当日の新聞はまだ届いていないとのことだったそうで......。
当たり前である

配達場所の指定が細かい
新聞はポストに入れるものと思っている方多いと思いますが、お客様の都合により配達場所を変えることもしばしばあります。
ここで紹介するクレームは配達場所に新聞が配達されたにも関わらずクレームを言ってきたお客様の話しです。
このお客様は小さな2階建てのアパートで2階に住んでいるお客様で、新聞の配達場所には以前から細かい人だとは聞いてきたのため、私は普段から気をつけるようにしてます。
問題は私が休みで違う従業員が配達した日でした。
その日私は朝刊の配達が休みの日で午前9時頃に出勤してくる日だったが、9時頃にくるとなにやらお客と従業員が揉めているようだった。
原因はそのお客様の配達場所にでした。
お客様の言い分いわく『配達場所の下に落っこちていた、何故キチンと配達できなかったか謝罪と理由を述べろ』とのことでした。
この方の指定する配達場所は窓サクに挟むという形のため、元々不安定な場所に配達することになる。おまけに2つ折りでないといけないと言う細かい注文まである。
どう言った経緯でその新聞が下に落ちたのかはわからないが、外的要因(風など)が加わると新聞が簡単に落ちてしまいそうな場所であるため、正直言ってこう言ったケースは理由を述べろと言われてもわからないとしか言えない。
結局お客様は言いたいことを言い放って帰って言った。
配達で細かい注文をするくらいならポストをちゃんと作って欲しいと思う。

契約時のサービス品がヤバ過ぎ
新聞の契約時に付いてくるサービス品。地域によって差はあるものの、新聞の契約でそこまでサービス品を出すか?ってくらいすごいサービス量ってたまに存在するんですよね
これは私が契約を担当したものではありませんが、セールスチーム(営業専門の外注)が上げてきた契約の話です。
新聞屋さんはセールスチームならぬ営業専門のチームを1〜3日間入れることがあります。いわゆる新聞の営業成績が低迷している時にセールスチームを入れてお店の営業成績を伸ばすためです。
この日は新しいセールスチームが入店すると言うこともあって、そのセールスチームはいやに張り切っていました。
入店から程なくして、各自営業に出向き結果その日は14〜15件くらい契約をいただけたかと思います。ただ1人だけ帰りが遅かった人がいたため監査(契約をしたかどうかお客様に確認をとること)は翌日になりました。
翌日お客様宅へ監査に私が向かったところ、普通に30代くらいのご主人でしょうか、普通に出てきました。
契約時の監査の内容は『契約期間』・『朝刊のみかセットか』・『お値段の確認』・『サービス品の内容』などです。
順当に進んで最後の『サービス品の内容』でしたが、セールスマンに報告を受けたサービス内容をこちらから申し上げると、お客様が意味深な発言をされてきました。
『いや〜俺さ、新聞は正直いらないんだけどあんなスゲーサービス言ってくるから契約してしちゃった!』
と言うのですが、正直契約時に渡しているサービスは液体洗剤が5個とお米が5kgなんだけど、なんだろう価値観の違いなのか?私が麻痺しているのか?
気になったのでなんか他にサービス品をもらったんですか?と正直に聞いてみた。すると......
契約したくないと言っているのに帰って貰えないから冗談半分で『車1台くれるなら契約しても良いって言ったら、本当に車用意するって言ったんだよ』と
はああああああああああああああ?!🚙車1台?!💦
アホかー!!!!
あまりにもびっくりしたので店長に報告したところ、唖然としていたのですぐにセールスチームに連絡をとってもらいました。
すると本当に車1台用意する手続きを進めているって言うじゃないですか!!!
結局、その車はセールスチームが用意するため、販売店としては不利益を被ることは無いと判断し契約はキチンと成立し新聞も配られ、お金もキチンといただけていましたが。結局購読期間1年を経過してそのお客様は止めて行きました。
そりゃそうですよね、新聞購読するのに車1台なんて用意されたら大体の人は契約しますよ!

新聞販売店でクレームを受けた時にするべき対処方法は?
これはもうひたすら聞きに徹するしかないと思います。
これは新聞販売店に限ったことではないと思いますが、正直聞きに徹するとなんでそんなことまで言われなきゃいけないとか、かなり腹がたつことがあると思います。
しかしそこで言い返したり感情的になってしまうと、そのクレームを言っているお客様からは倍返しかのように凄い勢いで跳ね返ってきます。
そうなると手の施しようがなくなるので、ひたすらお客様の話しに耳を傾けましょう。
注意しなければならないことは、『あ〜はいはい』とか『はいはいわかったよ〜』など適当にあしらうような態度は絶対にとってはいけません。疲れますが、相手の言っていることに共感していると言うことを態度や表情などで示すと結構効果的です。
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新聞販売店で実際にあった常軌を逸したクレーム5選まとめ
ここまで5つのクレームを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
クレームは商売をやる人にとって切ってもきれない関係です。クレームがあるからサービス向上へ生かすことができるわけです。
しかし中には常軌を逸したクレームもかなり存在します。そんな困ったクレームを入れる方でもお金をいただいている以上お客様なわけですが、あまりにも酷いようならこちらとしてもそれなりの対応をしていかなければなりません。
世の中には相手にしないほうが良いお客様もいます。
自分が又は販売店が舐められないように、しっかりとした対応をして行きましょう!
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