仕事をしている人や何かに挑戦している人は皆経験があると思いますが、覚えなきゃいけないことっていっぱいありますよね?しかもただ覚えるだけでなく、実際に仕事や取り組んでいることに役立てていかなきゃいけません。
物事を理解する時って皆さんはどこまでいったら『よし!覚えた!』『理解できた!』って思いますか?つまり理解した時の基準ってどこで線引きしていますか?あまり深く考えたことないって人が多いんじゃないかと思います。
そして経験値について
職場で一緒に働く先輩を見ていると、勤続年数は長いのに全然仕事ができない人っていますよね?そんなに長く勤めていてそんなこともわからないの?全然頼りにならないなあ......など。
どうしてこんなことが起ってしまうのでしょうか?
少しでも気になったって人はこの記事を読んで見てください。あくまで自論で書いていますが、それなりに的をついていると思っています。
そして今後皆さんが営業活動をしていく中で、重要な話をしていますので頭の片隅にでも入れておいてくだされば幸いです。
こんな方におすすめ
✅ 思い込みが激しいと思う方
✅ 物覚えが悪いと感じている方
✅ 相手に分かりやすく説明することが苦手な方
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目次
勤続年数が長い人=経験値が高いではない!
たいていの人は勤続年数が長い人=経験値が高い人と思っている方が多いように感じます。
実際に会社で勤務する方やアルバイトでも、仕事をしたことがあるという人は無意識にこのように思っている人は多いのではないでしょうか?
確かに新入社員やアルバイトからしてみれば、仕事に慣れているとテキパキ仕事をする様は何となく経験値が高い先輩という印象をもたれると思います。
しかし自分より勤続が長い先輩がいても、毎日上司に怒られていたり、何度注意をしても同じミスを繰り返す人はいますよね?
つまり何が言いたいかというと、勤続年数が長い人だからと言って必ずしも経験値が高い人にはならないってことです。
では経験値とはどういう意味何でしょうか?解説します。
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経験値とは?
経験値の意味
✅ 経験によって成長した度合いを数量化したもの。経験の程度。「経験値を積む」「実戦を体験して経験値が上がる」
経験値とはこのような意味があります。まあ言葉の通りですね。
経験値は体験を通してしか磨かれないモノなので、いろんな体験をする必要があります。仕事なら前提知識を覚えたりとか実際に実践に取り組むとかですね。
体験しただけになってしまうと経験値として積み上がらない
ポイントはここです。
勤続年数が長い人=経験値が高いという方程式が名成り立たないのは、これが原因かと私は思っています。
いわゆる目の前で体験した出来事が、ただ単に体験しただけになってしまっているということです。
体験したことをキチンと記憶していてそれを赤裸々に語る人がいます。
『昔、こういうことがあって......こんなことがあったんだ......だから君も気をつけなよ!』みたいな。
つまり知っているだけ。
自分が体験した(教わった)内容でも、教えている相手に同じように伝わるとは限りません。
体験した内容を実際に仕事に生かせないのは、キチンと経験値としての積み上げができていないからだと思います。
では経験値を高める、積み上げるにはどのようにしていけば良いのでしょうか?
それを次の理解度についての項目でお話ししていきます。
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理解度とは?
理解度とは『物事をどの程度理解しているかの程度を表す』言葉ですが、たいていの方は『自分が理解できた!』と勝手に思い込んでしまう傾向があります。
つまりこの記事の冒頭で説明した。理解の程度(基準)が自分の中だけの解釈になってしまっていると言う事です。
これはあまりよくありません。
自分が基準になっているので、実際にその内容を相手(または第三者)に伝えるといった状況になった時に、聞いている相手が理解してもらえないということが起こり得るからです。
もちろん人間なので完璧ということはありませんが、自分が基準になっているので自分がこう思うという伝え方になってしまいがちということです。
少し分かりづらい人もいるかと思うので、次に具体例をあげて説明して行きます。
具体例:新聞の契約書は何故書かなければならない?
質問です('ω')
新聞の契約書ってなんで書かなければならないのでしょうか??
何故こんな質問をしたのか?
稀にですが、新聞の営業をしていると『契約書って書かなきゃいけないんですか?』と聞いてくるお客様がいるからです。
さあ、ではこんなお客様に出会した場合、契約書を書かなければならない理由をあなたならどう説明しますか?
『契約書を書いてもらえないと配達できないんです......。』
『契約書を書いてもらえないと私の成績にならないんです( ;∀;)......。』
と言った説明をあなたがお客様にしたとしましょう。
これでお客様が納得して理解してくれればそれはそれで良いと思います。
問題は理解してもらえない場合です。
そもそも契約書の必要性を説明する前に『契約をしている』というのはどういう状態を指すのか?
これは厳密に言うとお客様が『〇〇新聞:商標名』と『購読する胸の意思表示』をしているということを確認がとれた状態を指します。
つまり、読売新聞だったら『読売新聞を購読します』、朝日新聞だったら『朝日新聞を購読します』といったことをお客様が言葉にしてくれた状態を指すんです。
つまり厳密には契約書を書く=契約したにはならないんですね。
じゃあなんで契約書が必要になるのか?理由は以下の通りです↓
ポイント
・契約内容などを明らかにするため(契約期間、購読料金、朝刊のみかセットか等......。)
・トラブルなどになった際に物理的な証拠として必要なため
・物理的な契約書が無いと新聞販売店が購読料を請求できないため
これを私がお客様へ説明するとした場合は......
・『万が一トラブルなどが起こった際に、証拠となる物がお客様の手元に無いと言うことを防ぐためです』
・『お客様が契約内容を忘れたりすることが無いように、もしくは忘れてもすぐに思い出せるようにするためです』
こう言った主旨の説明をした場合はどうでしょうか?これについても正解はありませんが、限りなく顧客に寄り添った説明ができているのではないかと思います。
ここまで契約書を書かなければならない理由について説明をしてきましたが、理解度の基準が自分になっている人がする説明と、基準が相手になっている人がする説明だと全然違います。
つまりですね......物事を理解しようとする時は、相手に伝えることを前提として取り組まなきゃいけないってことなんです。
自分が理解できていれば良いという状態では、自分と同じ考え方や価値観を持った人に対しては自分なりの説明をして伝わるかもしれませんが、自分と全く違うタイプの人間に対しては理解してもらえないことが多いです。
これについてはあなたが人を指導する立場になるとよく分かると思います。
世界中にいる全ての人に自分の体験したことや覚えたことを伝え理解してもらうのは難しいと思いますが、たいていの人がこう言えばほとんど納得してくれるだろう、もしくは理解してくれるだろうってことを踏まえていろんなことに取り組んでみてください。
きっと営業活動のみならず、いろんな場面で役に立ってくれるはずですよ٩( 'ω' )و✨
理解した内容や体験した出来事が100%相手に伝わるとは限らない
限りなく自分自信が相手に理解してもらえるようにキチンと説明できているとしても、100%相手に伝わるとは限りません。
その理由を2つ程例をあげてご説明いたします。
主観で伝えるしかない場合
あなたが営業活動をしている時に、お客様からこんな質問をされたとします。
『〇〇新聞はどこが面白いの?』
さあ、あなたはこの質問に対して、どうやって説明をしますか?すごく抽象的な質問で答えづらい内容です。
こう言った質問をされた場合は、自分の主観で答えるしかありません。
新聞の場合毎日商品の中身が変わる上に、そもそも内容自体が価値観の集合体なので、自分が見てどう感じたか?で答えるしかないんです。
ただし、よく考えて見てください。
このような質問をされた時にあなたの答えが『〇〇新聞はコラムがたくさんあって面白いです。』、『〇〇新聞は国際面がとても充実しています。』だけだととても寂しい回答になってしまいます。
このような質問をされた時はあなたがその商品にどれだけ理解があるかを試されているとも言えるかもしれません。
説明をするときは、主観で答えるとしても具体的にどういったところが面白かったのか?この新聞の記事にはどう言った背景があるのか?何故何故?と言うことを突き詰めておくとある程度答えやすくなるかと思います。
そもそも伝えている相手の理解力が不足している
自分の言っていることが伝わらない場合、相手の理解力が不足しているケースもあげられます。
このような場合は、自分がいくら分かりやすい説明を心がけていても伝わりません。
こう言った場合、まず相手の前提知識が不足していることが理由としてあげられるため、まずは具体的な説明をする前に相手が理解できるよう、必要な情報を与えてあげる必要性があります。
理解力がなくても、順を追って説明してあげることによって相手へも伝わりやすくなりますので、まずは必要な知識を自分が蓄え、それを相手が分かりやすい言い方で説明してあげるようにしましょう。
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理解度と経験値についてのまとめ
いかがでしたでしょうか?
自分がわかっているつもりでもなかなか相手へ思うように伝わらない。または誤解されて受け止められてしまうことはよくある話です。
理解したこと体験したことを相手に分かりやすいように説明することはそう簡単にはいきません。これは日頃から継続的なインプットとアウトプットが必要不可欠なんです。
理解度と経験値を積み上げる際に、この記事の中でもご説明した通り、相手に説明することを前提としていろんなことに取り組んで見てください。これを実際に相手に伝えるにはどうしたら分かりやすく伝わるか?どうやったらイメージしやすいか?
そうすることによって目の前の体験や理解しなければならないことが経験値として積み上がっていきます。しっかり落としこめておければ実際にお客様を目の前にしても言葉が詰まることがなく、物怖じしなくなることでしょう。
それではまた👋✨
