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新聞販売店のキャッシュレス化は有りか無しか?【メリットとデメリットをまとめてみた】

新聞販売店 キャッシュレス

 

現在新聞販売店は購読料の支払い方法を、クレジットカードや口座振替にしていただけるように読者の方々に促進しています。時代の流れとも言うべきでしょうが、今回は新聞販売店のキャッシュレス化に伴う背景とメリット・デメリットや実際に私が現場で体験した読者の声や評判・悩み・誤解といった部分をこの記事にまとめてみました。

この記事を執筆するに辺り読者の声に関してはリアリティを感じられるように意識して書いており、以下のような点に付いてまとめてあります。

 

・新聞販売店のキャッシュレス化に伴う理由と背景
・キャッシュレス化のメリットとデメリット
・読者の誤解・悩み・評判(声)

 

ヨミネコ
キャッシュレス化について読者にいろんな事を聞いてきたよ❗️

 

限りなく網羅的にまとめてみましたので販売店や読者の方々はご参考にしてみてください。

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新聞販売店のキャッシュレス化が進んでる理由と背景

 

新聞販売店 キャッシュレス

 

安倍首相は2019年に消費増税に対する経済対策の一貫としてクレジットカードでの支払い(キャッシュレス決済)に関して5%のポイント還元を行っています。

それに伴い新聞販売店も新聞の購読料の支払い方法を従来の訪問集金からクレジットカードや口座振替といった支払い方法に変更していただくように読者の方々に呼びかけています。

こういった新聞代の支払い方法の変更に伴う理由と背景として真っ先にあげれるのが『新聞販売店の業務削減』です。

 

新聞販売店は新聞社から新聞を買いその代金を毎月決まった期日(大体月末1日手前)に納金しなければなりません。昨今新聞販売店の労働環境に関してよくあげられているのが人員不足です。

募集をかけても人が入って来ないなどの理由から、人員不足は新聞販売店にとってとても深刻な問題となっています。そのため購読料を回収するという新聞販売店として最も大切な基本業務に遅れが生じているのです。

人員不足のため、従業員一人が抱える訪問集金の件数は通常200〜300件だったところが、400〜600件以上とかなり増加しています。これにより販売店は訪問集金の回収率が満足でないまま、新聞社に決まった期日に新聞代(購読料)収めることになります。

新聞社は納期を延長してくれるということはありませんし、納期が遅れると販売店の経営が良くないと新聞社から判断されてしまいます。そうなると販売店は経営をして行くことが難しくなっていきます。

 

従来新聞購読料の支払い方法としてキャッシュレス決済が無かった訳ではありません。しかし新聞の購読料は訪問集金で支払うといった概念がありそれ程読者の方々に認知はされていませんでした。

今回消費増税の経済対策である5%のポイント還元は販売店と読者双方メリットがあるため、キャッシュレス決済を促しているということです。

 

それではキャッシュレス決済にはどんなメリットやデメリットがあるのか?続いて解説していこうと思います。

 

 

新聞販売店のキャッシュレス化に伴うメリットとデメリット

 

新聞販売店 キャッシュレス

 

ここからはキャッシュレス決済に伴うメリットとデメリットを販売店と読者という2つの視点で解説していきます。

ざっくり分かり易く以下の表にまとめてみました。

 

メリット デメリット
読者 ・現金の持ちわせがなくても支払いが可能になる
・ポイントが付与されるため現金で支払うよりもお得感が得られる
・訪問集金によくある煩わしさが低減される
・カード決済を申し込む際の手続きがいささか面倒
新聞販売店 ・訪問集金の手間が減るため、業務削減につながる
・決まった時期に確実に料金を回収できる
・お客様との接点が少なくなる

 

このように表にまとめて見ると双方メリットが大きいのが分かります。

読者視点で話しをしていくと、一番のメリットは都合がつかなくても支払いが可能となり、良くある支払い忘れが低減されます。ちょっと火を使っている時、出先ですぐに支払いができない時でも柔軟に対応できるのがキャッシュレス化の最大のメリットですね。

またクレジットカードの支払いのみに限定されますが、ポイントが貯まります。これにより単純にお金を支払うだけというよりもちょっとしたお得感が得られるところもメリットの1つです。

 

新聞販売店は三代業務とも言える訪問集金に行かなくても良いことになるので、業務削減につながることが最大のメリットではないでしょうか?

決まった時期に新聞代を回収できれば納金にも支障をきたすこともないので、どんどん口座振替やクレジットカードを促進していきたいのです。

しかし新聞屋さんにとって大切とも言えるお客様との接点を失うことにも繋がります。お客様の中で高齢者などに特にこの傾向は現れやすいのですが、毎月顔を出してくれるのはある意味安心感が得られると言った人も多いのです。

集金はただ料金を回収するだけと言った感じではなく、月に一回お客様からヒアリングなどを行う良い機会でもあります。お客様はお店に直接連絡しずらいことがあった時など、普段なかなか言い出せなかったりすることなどもあります。

そう言った時にフォローをすることによって顧客満足度の貢献にも繋がりますし、お客様一人一人と向き合うことによって従業員との信頼関係の構築にも一役かっているのです。

 

 

新聞販売店のキャッシュレス化に伴う読者の誤解と悩み

 

新聞販売店 キャッシュレス

 

 

キャッシュレス化に伴う読者悩みや誤解と言った点を実際に私が現場で体験したことをメインにしてまとめてみました。

読者が実際に困っていることはどんなことか?意外な点で迷っていたりすることもあったので、新聞屋さんに対する誤解と言った点が解消されればと思っています。

 

 

新聞を止められなくなると思っている

 

お客様で良く口にされるのが口座振替やクレジットカード払いにすることによって新聞の購読を止められなくなってしまうのではないか?と思っている読者が多いということです。

そんなことはありません。

これはいわゆる契約に来なくなると思っている読者が非常に多いことからなのですが、新聞の購読には契約期間が定められていますし、契約期間が満了すれば通常なら新聞販売店が更新に伺うことになっています。

何も言わないと契約が終わっているのに新聞を入れ続けると言ったこともあるため、実際にお客様が契約いつまでだっけ?と思って連絡せずにそそまま放ったらかしと言うこと良くある話なのです。

これは販売店側のキチンとした対応が求められてきそうですね。

 

サービス品や新聞の整理袋が貰えなくなってしまうと勘違いしている

 

これも良くある話しですが全くの誤解です。

口座振替やクレジットカード払いにすると、通常集金時に貰っていた古紙袋やサービス品などが貰えなくなってしまうと思っている方が多いのですが、何も言わないと配布してくれない販売店もあるため支払い方法を変更する際には販売店側に申し伝えておくようにしておきましょう。

実際に販売店側の最近の傾向として新聞の整理袋や領収証を配布しないというお店は多くなっています。購読料に関しては通帳への記載やクレカの利用明細などで確認してくださいをいった対応をしているところは多いですし、古紙袋は言わないとくれないといった感じにしていることは多いです。

サービス品などに関しては販売店側の対応が求められますが、集金時にトイレットペーパーなどを貰っていた人はそれが楽しみでとっている人もたりするので、こういった場合は販売店に相談してみると良いでしょう。

基本的にサービス品や領収証、古紙袋が配られないといったことはありませんが、何も言わないでいると配布してくれなくなってしまうのでこの点だけ注意が必要です。

 

販売店の従業員との付き合いが無くなるので寂しく思っている

 

これは私が実際に良く言われるのですが、『あんたに月に1回会うのが楽しみなんだよ!』ということでキャッシュレス化に踏み切れないと言う人もいるのです。

実際に購読者している人の多くは高齢者であり、その中でも単身で生活をしている人は結構多いです。馴染みの従業員が毎月1回自宅に顔を出してあげることによって安心感が得られるんですよね。新聞屋さんの特徴でもあると思っています。

新聞販売店の仕事は何も新聞を売ることだけが仕事ではありません。

防犯的な意味合いだってありますし、地域の目になる役割も仕事の1つです。

こう言った人に無理にキャッシュレスを勧めるのはあまり良くないかもしれませんね。

 

キャッシュレス化に馴染めない

 

この傾向は高齢者に非常に多く、現金主義に人がとても多いのが理由です。

また多くの方が感じていることで『金銭感覚がおかしくなる』と口にする人は多いです。

今までクレジットや口座振替に馴染みのない人がキャッシュレスにするのはかなり抵抗がある人が多いですね。

公共料金などは口座振替にしているのに新聞代は口座振替にしないといった人もいますが、今まで私の経験でこういった方に対してキャッシュレス化に伴う誤解などを説いてあげるとキャッシュレスに支払い方法を変えてくれるといった人が多いように感じます。

逆を言うとクレジットや口座振替をおこなわない人の共通点の1つとして、公共料金などをコンビニで支払っているケースが多いですね。

 

結果、支配時期を調整できるため訪問集金などの方が多いのだと思います。

 

銀行引き落としでも5%のポイントが還元されると思っている

 

これはあまり認識されている方は少ないですが、ポイントとして還元されるのはクレジットカードの支払いのみになります。

キャッシュレスと言う言葉通り、現金で支払わないという意味から口座振替でもポイントが付くと思ってたりする方もいます。それから5%のポイント還元を現金で返してもらえるの?といった質問をしてきた方もいますが、現金ではなくあくまでポイントとして還元されるということはわかっていただきたいです。

そもそも銀行引き落としにはポイントという概念は存在しないので、あくまでクレジットカードにみになります。

 

5%のポイント還元が永遠に続くと思っている

 

5%ポイント還元は永遠ではありません。

そもそも5%のポイント還元は消費増税の経済対策と言った意味合いもありますが、政府の意向としてキャッシュレス化を促進するためであるということがあげられます。

この5%のポイント分は政府がカード会社に資金を提供して行っているのですが、財源が少ないため永遠に続くことはありません。現在2019年10月〜2020年6月までとされていますが、現在のところ3ヵ月〜6ヵ月程延長されるのではないかとも言われています。

2020年6月以降は全くポイントがつかないのか?というとそうでもありません。ポイントはクレジットカード会社で元々付いていたものはそそままですので、2020年6月以降は配布されるポイントが通常に戻るだけです。

 

そう考えるとキャッシュレスにするのは良く考えてから行った方が良さそうですね。

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新聞販売店のキャッシュレス化についてのまとめ

 

ここまで新聞販売店のおけるキャッシュレス化に付いてメリットとデメリットをまとめてきました。

この記事を読んでくださった方のお悩みは解決できたでしょうか?

新聞販売店のキャッシュレス化に伴う課題点はまだまだありそうですが、私は新聞販売店の本来の良さと言う面と読者のニーズがマッチしていないように感じます。

前述した通り新聞の購読者はその多くは高齢者ですから、『新聞販売店と読者の接点』という面でどう対策していくかが課題となりそうです。

 

キャッシュレスに抵抗を示すお客様は非常に多いのが現状ですので、課題点を明確にしどうクリアしていくかがキモになるのかなと言った感じです。

キャッシュレス化は読者視点ではメリットが大きいのは明らかですが、これからも真心を持った対応が求められてきそうですね。

 

 

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