昨今の新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、新聞販売店では新聞購読者へキャッシュレス決済への変更を勧める販売店が増えてきています。
理由は集金と言う方法だとお客様と直接対面してお金のやりとりをしなければならないため、販売店の授業員およびお客様への感染拡大が懸念されるためです。
販売店にもよるとは思いますが、キャッシュレス決済の促進が上手くいっているところと、思うようにいってないお店があるようで、地域によってもその差は顕著に現れてくることもありますが、そもそも人と話すことが得意でなかったり、上手に提案できるか不安に思っている方もいるようですね。
私は今回のキャッシュレス決済の促進でおおよそ1ヶ月で150件程の読者にお支払いの変更をしていただくことに成功しました。
その経験を踏まえ、具体的にどのように提案して口座振替やクレジットへお支払いを変更していただけたかをお伝えして行こうと思います。
こんな方へおすすめ
✅ 購読者へキャッシュレス化の促進が上手くできない方
✅ お店全体の自振り率を上げたい方
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目次
新聞販売店がキャッシュレス決済(クレジット・口座振替)を勧めるメリット
新聞販売店が新聞購読者へキャッシュレス化を促進するメリットは上げたらいくつか出てくるとは思いますが、多くは以下のようなメリットが考えられると思います。
ポイント
・読者から効率良く購読料の回収ができる
・集金業務そのものを簡素化し、生産性を上げることができる
・所長が銀行から借入れする金額が少なく済む
なんと言っても、読者へいちいち集金に伺わなくても良いのでそれだけで手間が省けるところがキャッシュレス化にする最大のメリットだと思います。
そして集金業務を減らすと言うことは、今まで集金にかけていた業務時間を削減できる上、その時間を他の業務へ割り振りこともできるので良いことが多いんです。
また、所長は新聞社へ毎月新聞代を納めなければなりませんが、この新聞代も毎月銀行から借入していた金額が少なくて済むので、負担が減ります。
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新聞販売店がキャッシュレス決済(クレジット・口座振替)を勧めるとおこるデメリット
新聞販売店がキャッシュレス化を促進するに当たって、決してメリットだけと言う訳ではありません。もちろん良いことがある反面、デメリットもあるんです。
ポイント
・読者との接点が少なくなる
・読者によっては気分を害すると言う方も出てくる
キャッシュレス化にする上で、一番考えられるデメリットは読者との接点が少なくなってしまうことです。特に購読者の中には期間を定めないで購読している読者もいるので、そう言った読者へキャッシュレス化を勧めるとこちらからコンタクトをとる機会が完全に失われてしまうことになります。
相手は人間です。私たちが普通に業務をこなしていても、読者は直接お店に対して不満などを言うことは少ないです。
もちろんそう言った不満を正直に申し出てくれる親切なお客様もいますが、大多数は言ってこないことが多いんですよね。
『読者が普段、お店や従業員に対してなかなか言い出せないでいる不満』
これが最高潮に達すると、『もう新聞止める......。』
に繋がってしまうこともあるんです。こう言った『読者がなかなか言い出せないでいる不満』をヒアリングするのに売ってつけなのが集金でお会いする機会なんです。
また、そもそもキャッシュレス化を勧めると気分を害されるお客様もいらっしゃいます。
お年寄りのお客様に多いですが、ご年配の方には無理に勧めると反感を買う恐れもあるので、勧める際は最新の注意が必要です。
新聞購読者へのキャッシュレス決済の勧め方
ではここから新聞購読者へのキャッシュレス決済を提案する方法をご紹介します。
まず、既にキャッシュレス決済を勧めたことがある方なら分かると思いますが、キャッシュレス決済を勧めた際にお客様の反応は大きく3パターンに分かれます。
ポイント
✅ ① キャッシュレス決済を望んていたお客様
✅ ② キャッシュレス決済自体を良く思っていないか、抵抗を示されるお客様
✅ ③ キャッシュレス決済にするか迷っているお客様
ここまである程度数をこなしている方なら、共感していただけると思いますしそうでない方(初めてお客様へキャッシュレス決済を勧める人)もやっているうちにご理解いただけると思います。
この中でも①の該当するお客様に関しては、特にここでお話しする必要は無いと思います。こちらの事情など察してくれてスムーズに手続きしていただけると思います。
②に該当するお客様へは決して無理に勧めてはいけません。
何故なら、手続きしたく無い理由があるからです。それがコロナの影響であれなんであれ手続きしたくない理由があるからしないんです。そもそもキャッシュレス化自体に強制力はありませんので、お客様から断りの返事や反応が返ってきたらすぐに引くようにしてください。
一番重要なのは③のお客様です。迷っているお客様なので適切なヒアリングをして、提案をしていきましょう。
迷っているのは悩み事があるから行動に移せないだけ
③のタイプのお客様への提案の方法として、見出しでも書いていますが、悩んで考えているのは悩み事や心配事があるから行動することをできないでいるだけです。
答えは簡単です!
ココがポイント
✅ 相手の悩みを聞いて、それに対する答えを提示してあげるだけ
実にシンプルですよね?
特に今回は新聞販売店側だけの都合と言う訳ではありません。コロナで感染拡大があることを告げるとそれだけでもある程度効果は望めます。
つまり、お客様へキャッシュレス払いに変更するにあたり、何か心配事や悩み事がないか気いてそれに合った適切な返答するだけ。これができるかできないかで、結果は大きく変わってきます。
お客様の悩み事への答えは予め用意しておくこと
悩み事や心配事と言っても色々ありますが、そのほとんどは共通する内容が多いです。
例えば......
ポイント
・古新聞を入れる袋や領収書は貰えなくなるの?
・お金はいつ引き落とされるの?
・手続きするのに、銀行に行かなきゃいけないの?
例としていくつか上げてみましたが、こう言った質問は現場ではとても多いです。
このような質問の答えを予め、自分が所属する店の店長や周りの従業員さんへ確認しておきましょう。
予め答えを用意しておくと、お客様から聞かれてもすんなり答えやすくなりますしね!
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【新聞販売店向け】キャッシュレス決済の勧め方まとめ
いかがでしたか?
今回は実にシンプルな内容でお伝えしました。まとめとして、以下のことを意識しておきましょう。
ポイント
✅ 相手の悩みを把握し、それに対する答えを提示してあげる!
✅ 手続きしたくない人には無理に勧めない
✅ お客様の悩み事は事前に解決策を把握しておく
この3点を意識して、お客様へ提案してみてください。